磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに! 自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける 世界一社風のいい会社を目指しています。

向きを変えたら

f:id:Isowa:20251218152938j:image

今日の全社朝礼で話したことです。

これ、わが家の洗面台です。シャワー付きです。シャワー水栓が引き出し可能です。毎朝、ここで顔を洗いますが、両手で水をすくって、洗うと非効率だし、時間もかかります。だから、

水栓を引っ張り出して、
f:id:Isowa:20251218152931j:image

ノズルを顔に向け、顔に直接水を掛けます。手っ取り早くて、便利です。でも問題があります。パジャマの袖口や襟の周りに水が掛かるのです。ノズルの向きを変えたり、腰をかがめて顔の位置を上げたり、下げたりしても、防げません。パジャマは濡れます。袖をまくっても、洗っているうちに袖が戻ってくるし、そもそも袖をまくるのも手間です。これが長年の私の悩みでした。

 

ところがある時、顔を洗っている真っ最中に、あるアイデアが浮かびました。洗面台の奥から水を掛けるんじゃなく、顔をもっと奥まで突っ込んで、シャワー水栓も思いっきり長く引き出し、

洗面台の奥の顔に向かってシャワーを出したらどうだろう? 手前にあった顔を奥にして、奥に持っていたシャワー水栓の位置を手前に入れ替えてみると、どうでしょう! 袖口、襟首など、どこも濡れません! 

f:id:Isowa:20251218153344j:image

奥から手前ではなく、手前から奥へ。向きを変えただけで、効果てきめん。この世紀の大発見以降、朝の洗顔がとても快適になりました。夏ならそもそも半袖だから袖口は濡れないし、上半身裸で洗っても寒くありません。でも今のような冬場は、厚手のパジャマを着てるので、濡れるとヒジョーに気分が悪いし、濡れたパジャマの扱いが大変でしたが、その悩みから完全に解放されました。

 

こんなこと、みなさんは従来から分かって、実践しているのかもしれませんが、私にとっては天動説から地動説くらいの転換でした。 この具体的な事例を私なりに抽象化してみました。「『向きを変える』だけで新たな価値につながる」。

 

この大発見があってから、お客様を訪問し、工場でオーダーチェンジの様子を見ていて、朝の洗顔の時のことと突然つながりました。ここでも『向きを変える』と新しい価値が提供できるんじゃないか! 早速、開発のTくんに伝えたら、Tくんも同じような問題意識を持っていました。 その後、半年くらい経ったとき、開発の報告の場で、Aくんが『向きを変える』ことで新しい価値を実現するアイデアに取り組んでいることを聞きました。私の大発見(笑)とは関係なしに、このアイデアが進められていたとは思うのですが、それでもエンジニアでも何でもない私でも、機械の開発にわずかばかりですが貢献できたと自己満足できたというお話です。

 

『衆知を集める』ことは本当に重要だけど、現実、なかなか衆知を集められない。その裏には、せっかくアイデアを披露しても、素人のアイデアだと笑われるんじゃないかということが気になって、口に出せない。「素人のくせに」。突拍子もないアイデアであればあるほど、そう思われ、バカにされるんじゃないか。「機械メーカーの社長のくせにあんな荒唐無稽のことを言い出して」と技術者に迷惑がられるんじゃないか。社長の私でも気になります。ま、でも他人はそこまでひどくは思わないのかな。ましてISOWAビトにはそんな人はいない。そう信じて、思い付きであっても、ためらわず提案するようにしています。だから、ISOWAビト、TASUKEビトのみなさん、どんなアイデアであっても、ぜひ口に出してください。世紀のイノベーションの発明者として歴史に名を刻めるかもしれません。協力お願いします!