
『サッカー日本代表 世界一への総力戦』というドキュメンタリー番組を見ました。『総力戦』という視点から代表チームの用具係を中心に取り上げていました。用具係とは実に幅広い仕事を請け負っています。ボールの掃除、空気圧の調整、練習中の球出し、ユニフォーム、練習着の準備、選択、補修、微調整、選手の荷物の搬出入など、実に多岐にわたっていることを知りました。
そんな山根さん。もうほぼ30年、日本代表チームに帯同しているそうです。「今となっては、最も代表歴の長いメンバー」。そんな山根さんですが、以前の働き方は今とはまったく違っていました。


ある意味、当たり前の考え方だと思います。それが大きく変わった瞬間があったそうです。岡ちゃんが代表監督の時代に、
岡ちゃんから掛けられたひと言。
「いち用具係がそんなんで勝てるのか」
自分たちの仕事は用具などを管理することと思ってたけど、「それ以上のことを期待されているんだ!やってもいいんだ!」と気付きました。そこから仕事への取り組み姿勢がガラッと変わった。

選手の表情を見ていて、「何か変だな」と感じたら、声を掛ける。選手とのコミュニケーションを積極的に取りに行くようにしていたら、選手から愚痴や疑問、相談を受けるようになった。それを監督やコーチに伝えるかどうかを自分なりに考えて、次の行動に移す。年齢的にも50歳となり、選手たちの兄貴分的な存在に。新しく代表招集された選手へのフォローも忘れない。 『三苫の1ミリ』のように選手はギリギリのところで勝負している。そのギリギリが発揮できるかどうかを自分たちが支えている。単なるチームの一員っていうことじゃなく、それからは、
自分たちも勝敗を左右するんだと自覚して、用具係を務めていると言うんです。
「いち用具係がそんなんで勝てるのか」というひと言を、ここぞという場面で投げ掛け、人の心構えをそこまで変えてしまうという岡田監督のリーダーシップ。シビれました。 自分は古希を迎えても、まだまだだな~ ここぞというシーン、流れの中で、「そんなんでお客様に価値を提供できるのか」と言い、「自分も戦略を左右するんだ」と目覚めさせられるようなリーダーになりたいな~