
ドラマ『ピンぼけ家族』に触発されて、
自分の60年近く前のカメラを引っ張り出したら、ドラマと同じように、中にフィルムが残っていた。 このカメラを使っていたのは40年くらい前まで。最後に私がこのカメラに収めたのはどんなシーンだったのか? 果たして、私はそれを目にすることはできるのだろうか? 期待に胸を膨らませつつ、しかしあまり期待しないように、再びカメラ屋さんを訪れました。 「どうでした? 何か写ってましたか?」

「う~ん・・・ 残念でしたが、何も残っていませんでした。結構カメラの内側もしっかりしていたけど、やっぱり40年以上カメラの中に入ったままのフィルムだったから、難しいですね・・・」 「そうですか、しかたないですよね。 でもラスト・ショット、何だったのか見たかったな~」 ということで、現像代950円をお支払いしてきました。
何も写っていなかったのに950円はもったいないと思うかもしれないけど、私は、それでもフィルムがカメラの中に残っていてくれてうれしかった。だってフィルムを発見してから、現像に出し、その結果を見るまでの期間、40年以上前の人生を振り返ることができるかもと、ワクワクさせてもらった。それが950円で楽しめたんだから、安いものです。
これからは40年ぶり復活の愛機FTnで、過去じゃなく、未来の撮影を楽しみます。