
今夜、花束を携えて帰宅しました。
するとツノ坊、
「え、何これ?!」
「分かんないの?」
「誰かにもらったの?」
「違うよ。自分で買って来たに決まってる!」
「じゃ、何で?」
ここで話を昨夜に戻します:
お産する病院は近くがいいねというような話がきっかけだったのかどうかも
定かじゃないんですが、話が光が生まれた時のことになりました。
ツノ坊が光をお産したのは、横浜の戸塚です。
この日、私は東京営業所で、当時、Fパンの埼玉の事業所で働いていたNくんの中途採用
面談でした。ちょうどその時、「生まれた」という連絡が入りました。
今、思うと、もし光がこの日に生まれなかったら、面接ももう少しじっくりやっていて、
ひょっとしたらNくんを採用しなかったかもしれないですね (笑)
そういう意味では、Nくんと私を結びつけたのは光だったのかもしれない。
さて面接を終え、急ぎ東京の北の端の東十条から京浜東北線、東海道線を乗り継いで、
はるばる戸塚まで行き、そこからバスで行ったのか、歩いて行ったのか、とにかく病院へ
駆け付けました。
Nくんと真剣勝負の面談(笑)をし、長時間電車に乗って、やっと病院までたどり着いた
けど、そこから先のことはほとんど覚えていません。
しかしツノ坊によれば、
「あなたは病室に入るなり、開口一番、
『遠いな~…』
って言った!
私は絶対に忘れない」
とお産の話なる度に主張するんです。
人間っておそろしいもので、いつもそう言われると、言ったか、言わないか記憶が
不確かでも
「そうだ、そんなこと言ったのかもしれない・・・」
と思うようになっちゃうですね。
いつもはそこで話が終わるんですが、昨夜はなぜかさらに続き、
「私は一生忘れない。
だってあなたにそのこと謝ってもらってないもん」
「嘘だろ~ そんなこと・・・」
「いや、謝ってない」
そこで起死回生を図ろうと、今日、仕事帰りに、花屋さんによって花束を買うことに。
花屋さんでは、
「今日は何のお祝いですか?
お誕生日か何かですか?」
でも「謝罪用です」とは言えないので、
「何でもない日です」
「そうですか、何でもない日なんですね」
「そうです」
さらにケーキも買って行こうとお店に寄ったんですが、あいにく休みだったので、
花束だけを持って、帰宅しました。

そうして最初の「何の花束? 理由も分からないのに・・・」というやり取りになり、

「ごめんなさい」
作者註)Mくんへの100周年キャップのお礼のための写真だったのに、
謝罪用に転用してしまいました。こちらも「ごめんなさい」
するとツノ坊、
「もしかして昨日のこと?」
「そうです」
「28年経って、やっと」
作者註)正確には27年と10か月です。謙虚でしょ。
ヤレヤレ