
アメリカへ向かう飛行機の中で『半沢直樹』の全シリーズの3話まで見て、
「岐路も同じ全日空便なので、続きは帰りに」
と楽しみに、トロントから乗り込みましたが、機内エンターテイメントの
プログラムがまったく違っていました。
ようは、岐路のANA便はエアーカナダとの共同運航で、実際のオペレー
ション、機体はエアーカナダなんです・・・

半日以上のフライトなので、寝る、本を読むだけではどうしても羽田まで
たどり着かず、使い勝手の悪いエンタメ・システムを使って、探した映画が
『The Best Exotic Marigold Hotel』でした。

いろんな事情があって、母国を去って、海外で優雅な老後生活を送ることに
決心した7人の熟年イギリス人男女。
ゴージャスな施設で、かつ安価という触れ込みで向かった先はインド。
到着してみると、事前の話とはまったく違ったオンボロホテル。
その名は、マリーゴールド・ホテル。
話は違っていたが、簡単にイギリスに帰れる人はいない。
まったく違った文化、カオスの街で、一歩を踏み出そうとする人、踏み出せ
ない人。
コメディーなんだけど、単なるコメディーでは終わらない。
「夢は必ず叶う。叶わないのは、まだ途中なだけ」
温かみ、深み、コクがあるいい映画でした。
帰国してネットで調べたら、邦題は『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』
で、イギリスやアメリカでは 続編がすでに公開されていました。
納得です。