
日経の日曜版に面白い記事がありました。
『ガラパゴス化』っていうと、「周りの環境変化に対応できず、取り残される」ことを
否定的に指すのが一般です。 日本の携帯電話を『ガラケー』と呼ぶのが、その際たる
例です。
ところがガラパゴス諸島は、世界で初めて、ユネスコの世界自然遺産に登録された場所で、
地元エクアドルの人にとっては誇りだそうです。 だから日本でガラパゴスがネガティブな
意味に使われていることを知ったら、エクアドルの人たちにとってさぞ不本意だろうと
いうのがこの記事の伝えていることのひとつです。
それ以上に、それまで生き物はすべて神が創造したと信じられていたことを科学的に
否定して、生き物とは環境に適応じて、進化するという新事実をダーウィンに発見
させてくれた、進化論の聖地です。
つまり、ガラパゴスは『進化』の象徴であって、決して今のように『変化しないこと』の
象徴ではまったくありません。
もしガラパゴスに住む動物たちが、自分たちの住む島の環境を無視して、他の島の動物を
真似て、周りの環境に適応しようと考えていたら、とっくの昔に島の中で絶滅していた
ことでしょう。
周りと同じことをやるのでなく、住んでいる場所、環境という固有の文脈下で『合理』を
選択することで他社との違いをつくるという競争戦略のお手本こそが本来の『ガラパゴス化』
です。
さあ、みなさん、『ガラパゴス化』の本来の意味を正しく理解して、戦略的に考えましょう!