
わが社のEくんのプライベートでのこの2年ほどの労をねぎらおうと、Eくんと、
彼とは腐れ縁のTくんを誘って、食事会を催しました。
会場である、私のお気に入りの大曽根のすずやに入っていくと、店長がまず
私に「こんばんはー! お待ちしてました」と言った直後に、Eくんを見て、
「おお、ヤ〇ザ!。
磯輪さんが来るとは知ってたけど、何で!」
と、マジで驚いて、大きな声で叫びました。 慌ててEくん、
「今まで言ってなかったけど、ウチの社長」
考えてみれば、Eくんの自宅と店長の出身の店はご近所で、昔から私よりもっと
馴染みなんですね。
まずはEくんの奥さんのMさんへの献杯でスタートしました。
Mさんの闘病中から葬儀まで、走り切ったEくん。
その後も、
「我々の役目は、若い世代も安心してずっとISOWAで
働ける会社をつくること」
と仕事では一切手を抜くことはありません。
彼の精神力は並々ならぬものですね。
しかしその反動で、私生活は相当乱れていることを白状しました。
酒、たばこ三昧で、引きこもり状態であることが判明。
仏壇に向かって手を合わせることは大切だけど、それ以上に健全な生活を送る
ことはMさんへの供養になるんじゃないかと、Tくんと二人でこんこんと
説きました。
MさんはTくんと同期のISOWA入社で、Tくんの奥さんはMさんの後輩と
いうこともあって、二人は普通では考えられない、羨ましいほどいい関係です。
親御さん、子どもさんたちも含めた大家族のようで、言いたいことは何でも
言い合える。 こういう関係の上にISOWAの社風は作られているんだと
つくづく感じます。若い社員たちがこういうスタイルを続けることは難しい
のでしょうか。難しいとしたら、それを何で補っていくのか? ISOWAの
次世代の風土改革のテーマのような気がしました。
EくんとTくんが、
「自分たちが若かった頃、先輩が自宅で撮れた芋を会社へ持って
来て、定時近くになると、入社間もない我々が焼却炉へ行って、
串刺しした芋を焼いて、仕事から上がってくる先輩たちに差し出す
なんてこと、日常茶飯事だったね」
Tくんは、Eくんより3年先輩だけど、私はそのTくんより1年先にISOWAに
入っている。 二人が語ることは、私が入社した後のこと。今のISOWAから
すると考えられないような世界ですが、
「今でもそんな風だったら楽しいかも」
とちょっと思ってしまいました。
記念写真を撮ろうとしたら、突然、Eくんが、
「私、スコラの柴田さんの遠近法をいつも活用してます。
だって顔大きいから」
と、すーっと体をカメラから遠ざけました。 結果、Eくんの顔が異常に小さく
写っています。 遠近法の効果てきめんですね。
それに引き換え、逆遠近法を使ったのかTくん。やたら大きく写ってる! (笑)
Mさんを偲び、Eくんを慰労する会だったので、少々不謹慎かもしれないけど、
笑いいっぱいの楽しい宴でした。 きっとMさんも天国から、Eくんの笑顔を見て、
喜んでくれたと思うな。
Mさん、大丈夫。 Eくんのことは、みんなで『監視』していくから、安心して
見守っててね (笑)