
昨日の Oくんの 『バカな』から『なるほど』に変ったと思った転機の話。
Oくんの話を聞いて、私も、父が風土改革に対して『バカな』から『なるほど』に転換して
くれたのだと知った時のことを思い出しました。
風土改革を始めて、父から、そして多くの人からも、「バカな」、「そんなの理想に過ぎない」
と何度も言われました。
でも2010年、父が亡くなった時、父の遺言書と一緒にあった遺言書後記に次のようなことが
記されていました。
「昨今のISOWAという会社を見ていて思うこと。会社も英之を中心として
堅実に発展して行けるのではないかと安心しています。
それは英之が第一に会社の従業員を大切にしていること。この理念が経営政策の
すべてに行き届いているからです。
私利私欲を抑え、すべからく従業員に利益を還元するということは、言うは
易しですが、行うことはなかなか難しいことです。この思想は今後必ず会社の
大きな力になると信じます。
英之がこのような考えで一貫して経営を貫いていけば、どのような難局も
乗り切り、会社を末永く発展させていけること、ISOWAの前途は大変
明るいと思います。
どうかこの気持ちを忘れずに、子子孫孫まで伝えてください。」
これを読んだ時、最初は『バカな』と言っていた父も、『なるほど』と思ってくれて
いたんだ・・・ 分かってくれたんだ・・・ ジーンと来ました。
遺言書の後記に書くっていうのも、父らしいです。
ファミリー企業であるISOWAにおいて、子子孫孫に至るまで伝えていくべきもの。
これこそISOWAの風土改革の原点です。