磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに! 自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける 世界一社風のいい会社を目指しています。

ここは天国?



Lake Districtの2日目。夕方までにはロンドンに戻って
おきたいので、残された時間はあと午前中だけなので、
どこへ行こうかと迷った挙句、オレストヘッドという
小高い丘に登ることに決めました。

そこでホテルの女の子に、所要時間、道順、そして車の
止める場所などを尋ねたら、

  ’行って、帰ってくるのに、1時間半から2時間
   かかります’

こりゃ大変だと思ったけど、相棒が

  ’ぜひ登りましょう!’

と言うので、それに従って、出掛けることにしました。

車を走らせ、いよいよ登り口から歩き始めました。
でも歩き始めは元気いっぱいで、年配のグループを軽く
追い越したりしたんですが、その後すぐ、後悔の念が頭を
よぎりました。

だって結構のぼりがきついんですもの。最初は勢い良かった
けど、その後ほどなく抜き返されることになっちゃうんじゃ
ないか? それ以上に、こんなことじゃ完走そのものが
おぼつかないだろう。

で、歩き始めて5分くらいしか経っていないのに、心配に
なって相棒に、

  ’私はいいけど、君は午後5時間近くの運転がある
   から、やっぱり登るの止めようか?’

と聞いたんですが、

  ’せっかく来たんですから、そんなこと言わずに、
   登りましょうよ’

と逆に諭されてしまいました。

で、とうとう覚悟を決めて、再度歩き始めました。

時々木々の合間からのぞく景色に癒されながら登って
行くと、20分くらいして急に視界が開けました。急いで
上がってみると、360度周りがすべて見渡せ、どの方向を見ても、この世のものとは思えないような景色です。

静かで、心安らぎ、平和な景色。これまでの人生で見た
ことのないほどの風景です。

  ’きっと天国ってこういうところなんだろうな’

本気でそう思いました。 どうもこのPath(山歩きの
ルート)はいろんなところを回り、その全部を歩くと、
1時間半から2時間掛かるといことのようでした。

入り口で断念しなかったのは、相棒のおかげです。その
相棒も、

  ’本当にきてよかったです。こんな景色は生まれて
   初めてです’

と感動を共有できました。

その後、再びプジョー307を駆って、ロンドンヒースロー空港へ
向かいました。

とても順調に5時間近くのドライブが進み、空港の入り口
にたどり着き、後は車のガソリンを満タンにして、車を返す
だけというところまでこぎつけたところで、ミスコースして
しまい、空港の中に進入してしまいました。

戻ろうにも、Uターンなんかできるような道じゃないし、あるのは
昨日紹介した文字でコースを説明してあるルートプランナーの
情報だけ。だからミスコースしたら、もうまったくお手上げって
いう状態。それも田舎の小さな空港ならいざ知らず。ここは
天下のロンドンヒースロー空港です。

あとは我々二人の勘だけが頼り。

間違って空港への進入路に乗ってしまったんで、今度は
逆に退出路に乗ってやれば、うまくすればミスコースした
地点へ戻れるかもしれないと、車を停めることもできず、
車を走らせながら、瞬時に考え、車がごった返す空港の
中を、勘だけで車を進めました。

するとどうでしょう、元来た道に運良く出ました!

レンタカーの事務所にたどり着いた時は、まさに地獄に
仏を見た気分でした。

まさに、天国→地獄→天国と行ったり来たりした一日でした。

でも湖水地方のあの景色は一生忘れられないものでした。