
1972年型フォード製グラン・トリノ。
どうです、クールですか?
実は、私はアメ車は好きじゃないんですが・・・
たまたまAmazonプライムでクリント・イーストウッドの『人生の特等席』という作品を
見ました。

『Trouble with the Curve』という原題。野球のスカウトである主人公が、ドラフト1位
候補選手がカーブが打てないことを見抜いたということだけど、サブタイトルにある
『Whatever Life Throws at You』(たとえ人生が貴方にどんな球を投げてこようとも)
とセットになると、こんなシナリオになるんだ。
これがすごく良かったので、

邦題『運び屋』。でも原題の『The Mule』(ラバ)の方がピッタリと感じたので、
オリジナル版のポスターです。
でも辞書で調べたら、Mule には 麻薬の運び屋 という意味もあるんですね。
でも ラバ が 麻薬の運び屋 という意味に転じた理由こそ、この映画のテーマ
だと思うので、やっぱり『The Mule』だな。
そして

立て続けに3本見た最後の映画のタイトルが『グラン・トリノ』つまりこの車の名前
でした。 あとの2作品は監督も兼ねています。
どれもすばらし作品でしたが、私は僅差ですが、この『グラン・トリノ』が一番でした。
朝鮮戦争での悪夢を引きずる人種差別的な退役軍人が、マイノリティーの隣人たちの
愛がその殻が徐々に割っていき、最後には・・・
クリント・イーストウッドっていうと、昔は『ダーティー・ハリー』シリーズなど
アクションスターでしたが、歳を取ってからの方が断然イイですね。
ちょっぴり『マジソン群の橋』を思い出しました。
3本とも共通したテーマがありました。
老いと固陋(ころう)、(家族)愛、悔い、そして気づき。
こういう役をあんなに見事に演じられるって、すごい!
66歳を迎えた私にピッタリの作品群だと思ってたんですが、
クリント・イーストウッドは1930年生まれ。私より25歳も年上!
彼の境地に達するには、まだまだ修行が必要ですね。
人生は深い。