
この記事も先週木曜の日経朝刊です。
経済危機に始めた予算投入が、平時になってもいつまでも支出が継続するのは、日本の特徴だ
ということがこのコラムの趣旨です。
コロナ後、特別な支出をさっさと終わらせたアメリカの専門家に、
「緊急支出の期限延長を求めることがなかったのか?」
と質問したところ、
「どうしてそんなことを聞くのか?」
と逆に質問されたそうです。
まったく同感ですが、二つの点で、とても興味深かった。
ひとつは、一度始めたことを終えたり、変更したりすることができないという特徴は、財政
だけでなく、同じお客様と長期間にわたって商売が続くB2Bビジネスと似てること。
「今までこうだったから」、文脈、時代背景、経済環境が変わっても、「これからもこのままで」
と、『従来通り』を盲目的に善とする態度です。B2Bビジネスである私たちも、今でも
数多くの『従来通り』を何の気もせず、継続してしまいます。
もうひとつは、私も、よく、「どうしてそんなことを聞くの?」と思うことがあります。
例えば、
「世界一の社風とはどういうものですか?」
会社ごとに事情が違うのに、「どうしてそんなことを聞くのか?」
個別の文脈を無視して、ISOWAの目指す社風を尋ねたところで、その人の足しになるので
しょうか?
何より、私は、世界一の社風を目指してはいますが、じゃあ、世界一の社風は何かという
ことについては、定義していません。 枠をはめすぎない。言語的にあいまいにしておく
から、そこから新しい意味が生まれ、風土改革が継続し、進展すると考えています。
ISOWAビトに、ただ単に『ISOWAで生きる』のでなく、主体的に『ISOWAを
生きる』ことに繋げてもらいたいからです。
「どうしてそんなことを聞くのか」というコラムの一節に、妙に反応してしまった私です。