磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに! 自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける 世界一社風のいい会社を目指しています。

柴田さんへの鎮魂歌


 

その知らせは、大晦日の夜、舞い込んできました。

私と、ISOWAにとっての 風土改革の師 であり 同志 だった スコラの柴田昌治さんの訃報

でした。 80歳。 にわかに信じられませんでした。

昨日、東京での葬儀に参列してきました。

 

25年前に知り合って、

ISOWAの創立80周年記念講演をお願いし、そこからISOWAの風土改革がスタート

したんです。私、46歳。柴田さん、57歳。お互い若いな~

 

その後、2009年から7年間、ISOWAの監査役も務めてもらいました。

 

 

 

ひやくの会 - 磯輪日記

Whoishethatis70yearsold?答えは、ISOWAのNさん・・・てな訳はありませんよね。そう、スコラの柴田さんです。柴田さん、今年で70歳なんですよ。それを肴にみんなで...

goo blog

 

2014年2月に、柴田さんの70歳を祝っての会では、発起人代表であることを当日知らされ、

挨拶も当日頼まれました。これを無茶ブリと言わずして何であろう!(笑)

 

 「私の人生で最も大切な3人との出会いがありました。

  ひとり目は妻。二人目は会社での妻であるNくん。そして三人目が柴田さんです」

 

これを聞いた柴田さん、

 

 「Nさん、あんなこと言われて、お互いうれしいね~」

 

 

 

前夜の晩餐 - 磯輪日記

株主総会を翌日に控えた昨夜、ISOWAの監査役であるスコラの柴田さんを我が家に招いての晩餐会(大げさな笑)を催しました。わが社では、私に次いで柴田さんとの付き合...

goo blog

 

わが家にも遊びにきてくれて、ツノ坊の手料理に舌鼓を打ってくれたこともありました。

 

最後に会ったのは、2022年、スコラさんでの経営者ミーティングでした。

 

去年の柴田さんの80歳傘寿のお祝いに際して、以下のようなリクエストがありました。

 

 「柴田は人生80年の約半分をスコラの発展にかけてきており、今回はその節目に

  感じるところがあるようで、本人からリクエストがありました。

  スコラと改革をともに進めたみなさんに、ぜひお聞かせいただきたいとことが

  あるそうです。それは『スコラとの出会い』はみなさんの人生にとって意味の
  あることだったのだろうか、ということです。
  柴田との出会いではないそうです。(笑)

  メッセージ集を送りたいので、磯輪さんもぜひ」

 

これに対して、私は、次のようなメッセージを届けました。

 

***************************************************************************************************

               世界の段ボールビトを幸せに
                         
「会社を変えようと思い、これまでいろんなことを試してきましたが、
 すべて失敗しました。ぜひウチの会社を変えるお手伝いをお願いします!」


あの頃、二人は若かった。前世紀末(笑)、当時、泉岳寺にあったスコラさんの

オフィスを訪ね、柴田さんにこうお願いしました。これが私の風土改革人生の始まりでした。


しかし柴田さんにお願いしたことは間違っていたと、やがて、気づくことになります。
私やISOWAビトを幸せにするのは、スコラさんではありませんでした。あくまでも変革ス
トーリーの主役は、ISOWAビトでした。では、スコラさんの役割は?
それは、私や、ISOWAビトの対話のパートナーであり、問いの投げ掛け者でした。

当事者じゃないスコラさんに頼ってはいけない。考えるのは自分たち。でもひとりでは

考えられない。そんな時、「こういう視点で考えるのはどうですか」と、私たちが気づいて

いなかった切り口をそっと示唆してくれる。これがスコラさんの価値でした。


『スピードと対話』でなく『対話すればスピード』。『オレがやる 協力する 明るくする』

ではなく『明るくする 協力する オレがやる』。並列、箇条書きでなく、ものには順序が
ある。氷山モデルでも、目に見える『上』を磨くには、まず目に見えない『下』を耕す。
ストーリーを練る。これこそ、私にとってのプロセス・デザインでした。


氷山モデルとの出会いで、私と私の家族だけでなく、ISOWAビトとその家族も幸せにな
りました。 これからは世界の段ボールビトを幸せにします。 
ありがとう、スコラさん! ありがとう、柴田さん!

**************************************************************************************************

 

風土改革を始めて数年経った頃だったと思います。風土改革の成果が出てきて、徐々に

ISOWAが変わり始めた頃、柴田さんがポツリ、

 

 「磯輪さんは、風土改革を狭義にしか捉えていない。

  本当は磯輪さんが思っている以上にもっと大きなものなんですよ」

 

その時の私には、柴田さんのこの言葉の意味はピンと来ませんでした。

しかしその後20年間、耕してきたISOWAの風土という強みを活かす戦略とは何かを考え、

実践し、ポーター賞まで頂いた。 ひょっとしたらあの時柴田さんが言っていたことそのものを

ISOWAビトは実現したんじゃないだろうか。 

 

 「ISOWAって風土改革の定義をめいっぱい広げたと思うけど、どうでしょう?」

 

もう一度、こんな議論を柴田さんとしたかった・・・

 

でも柴田さんは遠いところに逝ってしまった。

柴田さん、遠近法使い過ぎですよ! (笑)

 

柴田さんの風土改革道を最も実現した組織になるよう、ISOWAビト一同、さらに風土改革道を

探究していきます!  いつまでも見守ってください。

 

ありがとう、柴田さん!