
サブタイトルが『黒塗りの記録』。
どういうことでしょう? 原作の本のカバーを見ると・・・

原題は『グアンタナモ・ダイヤリー』。日記です。
そしてこれが黒で塗りつぶされています。
9.11の実行犯をリクルートしたとの嫌疑がかけられた西アフリカのモーリタニア・イスラム
共和国人のスラヒ。彼は、在キューバ米軍基地内の外国人テロ容疑者専用のグアンタナモ収容所に
送られました。ここではアメリカの国内法が及ばないため、自白を強要するための恐ろしい数々の
拷問を科せられました。しかしそれでもアメリカは無実の彼に有罪を言い渡すことができないまま、
14年間の長きにわたって、正当な理由なしに、収容し続けました。
弁護士のアドバイスを受け、スラヒは、自分に掛けられた不当な嫌疑、それに続く違法な苛烈な拷問の
様子を綴った日記を、獄中から出版し、ついに映画にもなりました。
苦労して、アメリカ政府に開示させた彼の調書は、『機密』ということで、全ページが真っ黒に塗り
つぶされていました。 日本政府の森友学園問題への対応とまったく同じです。
「テロリストを擁護するのか」と国中から非難された ジョディ・フォスター演じる弁護士ホランダー。
スラヒとホランダーに対するアメリカ軍担当スチュアート中佐役のベネディクト・カンバーバッチ。
そして主人公スラヒ役のタハール・ラヒムという俳優。 三人とも迫真の演技。私たちに迫ってくる
演技です。
冒頭の写真の左下のカンバーバッチさんが、ISOWAアメリカの元営業マンのケビンにそっくりでした!
いや~、驚いた。
スラヒが収容所からオンラインで法廷に臨み、裁判長に語り掛けたこと。
このシーンのための、この映画でした。 スラヒの一言一句が、強く、強く心を揺さぶりました。
このシーンは、観る人のためにナイショにしておきます。
Amazonプライムです。(笑)