磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに! 自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける 世界一社風のいい会社を目指しています。

初の危険体感



去年の10月、東京の武蔵境自動車教習所が自動車の横転事故を
体験できる講習を実施しているという記事を見付けました。

  災害・事故対応訓練は自分だけではできない。
  だから企業・団体がその訓練体験を提供する
  ことは社会的な意義が大きい。

  この装置はトラックの荷台に固定されていて、
  自社で使うだけでなく、他社、他団体の安全
  学習会にも貸し出す。
 
  自社の事業に関わる、顧客が遭遇する可能性の
  あるリスクを想定してみよう。


まさにその通り! 我々も自身の安全だけでなく、お客様の安全を
より積極的に考え、啓蒙できるようなことがしたいと思っていたので、
早速この記事を安全衛生委員会他に紹介し、次の様に呼び掛けました。


> 「ISOWAの機械のおかげで、社員が助かった」
>
>と言われるためにも、
>
> 「我々もこのような擬似自己体験装置を作れないか?」
>
>と思いました。
>
>最も多いであろう、ロールへの巻き込みを簡易に体験できる
>装置です。
>
>サービスカーに積んで、お客様の工場を巡回し、お客様の安全
>教育の一環として、巻き込まれの怖さを体験してもらうような
>教室が実施できれば、きっとお客様にも喜んで頂けると思うの
>ですが、どうでしょうか?


するとどうでしょう、安全衛生委員会からこんな返事がありました。

>> 本件については委員会でも既に取り上げ、実際擬似体験研修にも
>> 参加し社員安全教育の為にも製作しようと思いましたが、自社製作
>> し擬似体験で何か事故でもあってはまずいと思い自社製作を断念し
>> こういった擬似体験装置を専門に製作している会社がありますので
>> そちらで見積りを頂戴しています。
>>
>> 擬似体験に行った時は、手を入れたりせず、ロープや竹棒をつかって
>> 巻き込まれの危険性を体験しました。
>> 竹の棒はバキバキ言いながら巻き込まれていくので、非常に恐ろしい
>> イメージが植えつけられ、注意喚起には効果有りと思います。

>> 要は、実際手を巻き込まれなくても回転物の危険性を理解してもら
>> えばよいのですから、そういった装置なら自社でも製作可能かも
>> しれません。
>> 関係各部で検討し、自社製作の方向も再検討してみます。

ウチの安全衛生委員会はすごいですね。常に、先を先を考えている。
恐れ入りました。


そうしてそれから9ヶ月。



最近のヒヤリハットや事故(お客様での事故も含む)を受け、机上の
安全教育だけでは伝えきれない、現場の危険性や災害の怖さを、
実際に擬似体験してもらうことで危険予知能力が高まり、災害を
未然に防ぐ切欠にならないか?という目的から、『安全体感装置』を
レンタルし、全社員に体感してもらうことになりました。




安全衛生委員長のSくんが装置の概要、体験方法を、10人くらいの
グループ毎に説明しています。

この装置は、冒頭の写真の様にロールに腕やウエスが引き込まれる感覚や



巻き付く感覚を疑似体験できるものです。


私も体験してみましたが、ウエスが毎分1500回転で巻き付く瞬間の
衝撃や、擬似腕が毎分10回転(我々の印刷機などがアイドリングして
いる時と同じ程度です)でロール間に引っ張り込まれる時の力の強さを
実感しました。

毎分10回転だと、とてもゆっくりしていて、これならそんなに心配
しなくても、大した危険もないから、大丈夫と、思わずロールの回転を
止めないまま、汚れを拭いたりすると・・・

たった毎分10回転でも、引き込まれると、グッと大きな力で持って
いかれます。

引っ張り込まれの体験は、毎分60回転でも実施。
60回転になると、どうやっても人間の力では踏ん張りきれません。

我々の印刷機械であれば、最高350回転しますから、その破壊力は
計り知れません。


今回の体験を活かし、今後、どうやってお客様の安全体験教育を実施するか
さらに社内で検討していきます。