
一橋の大学院教授の楠木建さんが書いた『ストーリーとしての競争戦略』。
500ページもある分厚いビジネス書ですが、20万部というビジネス書
としては超ベストセラーになっていて、今なお売れ続けている本です。
日本ナレッジマネジメント学会の名古屋支部の勉強会の課題本となり、
1回目の発表会がありました。
6章だての本なので、ひとりが1章ずつ担当するということで、私は第1章の
要約を引き受けました。
とにかくラッキーだったのは、すでにこの本を読んでいたこと。
改めて500ページの本を読むとなると、相当の労力が必要ですからね。
さらに、この本は、すでに『磯輪日記』でも何度か触れている通り、自社の
経営戦略を考える上でとても参考になった本で、それをもう一度勉強でき、
優秀なみなさんと議論できることで、さらに理解が深まります。
本当にこの本が課題本になって、ありがたかったです。
そもそもビジネスは放っておけば競争がドンドン進んで、完全競争に近づく
ものである。そういう意味で、競争戦略とは「いかに『無競争』近づける
かを考えるものである」。
だから『競争戦略』という言葉自体が不適切なんですよね。
本の内容については、いろんな書評が溢れているので、割愛し、ナレッジ
マネジメント学会での勉強会で私が気付いたことをちょっと紹介します。
勉強会ですから、各章毎に担当となった人が要約を発表するんですが、
私は、要約というより自分なりの解釈を発表しました。解釈っていうことは、
必ずしも著者の考え通りではないかもしれないものも含まれる、私流の
理屈でもあります。
楠木先生の言が正しいとか、間違っているとかではなく、楠木先生の考えを
元に、私はそれをこんな風に実践したいな~というものです。
だから私のやり方っていうのは、学会には不適切です。
あくまでも自分の勉強です。
その自分の意見に対して、メンバーのみなさんから意見をもらうことで
自分の理解がより進んだり、間違いに気付かされたりで、参考になります。
この本にからめて、ある人から、
「『戦略ストーリーは社内の人々を突き動かす最上のエンジン』と
ありますが、ISOWAの風土改革は、楠木先生風に捉えるならば
『共犯意識』であり、この『共犯意識』がISOWAビトには
宿っている?。と感じました」
というコメントを頂きました。
そうか~、ISOWAビトのみんなは、私の共犯者なんだ。
でも「同じ釜の飯を食う」にしても『くさい飯』を食べると、本当の
共犯者になっちゃうので、『おいしい飯を一緒に食べる共感者』で
いたいですね。
本のレジメ発表会、一度では終わらず、また来月後半を行うことになり
ました。また楽しく学びます。