
初めての出会いは今年の初めでした。
母校から年に4回送られてくる広報誌『HQ』の今年の冬号で目にした
商学部の田中一弘先生の記事でした。
近年、新聞やテレビニュースで頻繁に取り上げられる『コーポレート
ガバナンス』とか『株主価値』という言葉に大きな違和感を持っていた
私にとって、ど真ん中ストライクの記事だったからです。
早速、この記事の中で紹介されていた『「良心」から企業統治を考える』と
いう先生の著書を買い求めました。
そもそも『コーポレートガバナンス』って、経営者や企業性悪説にたって
います。でも社外取締役に監視、監督されなければならないような人が
経営者になっているとしたら、そんな会社はそもそもおかしいですよね。
そんな人が社員の上に立って経営するなんて、異常事態ですよ。
また、経営って、長期的視野に立って行うべきものなのに、なぜ短期的利益を
求める人が大半の株主の利益をことさら重視して経営しなきゃいけないのか?
こういう私の考え方に相通じる主張が、田中先生の本には流れていました。
「よくぞ言ってくれた!」
と胸がすく思いでした。
この本を読んで以来、
「何とかこの田中先生に会いたい」
と強く思うようになり、先生のメールアドレスを調べようと試みたり
しましたが、どうしても見つからず、
「思い切って、手紙を出そうか?」
などと考えていたところ、思わぬ幸運が舞い込んで来ました。
どんな幸運か、それは明日の『後編』のお楽しみです。
なぜ前・後編の二部構成になったのかも、明日、説明しますからね。