
佐々木譲さんの第二次大戦三部作の最終三作目。

一作目
二作目
今回も、ハラハラドキドキの追跡劇には手に汗握りました。
加えて、今作で印象に残ったことが二つありました。
そのひとつ。
第二次世界大戦で壊滅的な被害を受け、塗炭の苦しみを味わったのは、圧倒的に日本の
都市部の住民だとばかり思ってたけど、ドイツはもっと悲惨だったということ。

月刊ホビージャパン2022年7月号
これはケルンの写真だそうです
「フランクフルトへ向かう途の周囲のこのすさみようは、大半が、最後の
地上戦に起因する。本土での地上戦には至っていない日本などは、
たとえ爆撃によって都市が焼かれているとしても、まだ十分に牧歌的な
風景を残していることだろう。」
地上戦という点では、ドイツは沖縄と同じだったのでしょうね。
もうひとつ。
必死に手に入れた情報を、あるべきルートで伝達ゲームのように展開し、共有することが
いかに困難か。戦争という状況下では、それが多くの人命に直結する。これは本来
ビジネスでも同じことです。
ドラマチックにしようと、この本のストーリーを改悪して、ドラマ化した

この週末に放送されたNHKスペシャル『シミュレーション』。
目の前にある情報。 それを生かすも、殺すも、人次第なのか、はたまたその集合体の
中での同調圧力なのか?
