
大学時代一番聴いたのが 当時『ニューミュージック』と呼ばれるように
なっていた邦楽です。
私にとっては、ハイファイセットがその代表格でした。
その手のアルバムを手当たり次第聞いている中でであった1枚が、
『GOOD-BYE! GOOD-BYE! GOOD-BYE!』。歌っていたのは 惣領泰則とジムロック
シンガーズというグループです。
グループ名には「ロック」と入っていますが、主体はコーラス。
それもメインは女性のコーラスで、ライト・メロウなポップスって感じです。
ファイファイセットなどとはまたちょっと違って、本当にコーラスっぽいのです。
それもそのはず、このグループのメンバーは、私が高校時代にNHKで放送
されていた『ステージ101』というコーラス歌番組で歌っていたんです。

数年前にも探しましたが、CDは発売されておらず、LPレコードもその当時
2枚発表しただけで、その後ベスト版などもなく、聴きたくても聴けなかったん
ですが、スポーツクラブでストレッチしている時に、何気なくiPhoneで調べて
いたら、音声に出会うことができました。
このジャッケットも懐かしいし、音楽を聴いたら、自然に口から歌詞がスラ
スラと出てくるじゃないですか! 本当に若い頃の記憶って、すごいですね。
音源がアナログ・レコードですから、イントロが始まる前に、昔懐かしい
レコードに針を落とした時の『プチプチ』というレコード針が雑音を拾う
音まで聞こえます。
この『プチプチ』っていう音、実に懐かしいし、長らく聴いたことがなかった
ので、新鮮でもありました。
懐かしい音との40年ぶりの再会。
学生時代の下宿の情景がよみがえりました。