磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに! 自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける 世界一社風のいい会社を目指しています。

晴れの日に傘を貸して、雨の日に取り上げる人が多いこの時代に



今日も北陸のお客様を訪問しました。
立山連峰の勇姿を楽しみにしていたのですが、あいにくの雨。
美しい山並みを拝むことはできませんでした。

そんな雨の一日に訪問したあるお客様でのこと。

お客様の玄関脇の駐車場に、アポの5分前に到着したんですが、ちょうど時を同じくして、
オフィスの中からお客様の社員さんが3名出て来ました。

「どこかへお出掛けかな?」

と思っていたら、お三方が我々の車の周りにやって来てくれ、車から降りようとする
我々に傘を差してくれるのです。

車を止めた位置からお客様の玄関まではほんの2~3m、歩いて数歩の距離でしかありま
せん。それなのにわざわざ雨の中を出て来て下さって。。。

我々が車を止めるやいなや出て来て下さったところをみると、我々の到着時間を
見計らって、その少しでも前から玄関で待機して下さっていたに違いありません。

そう思うと、激しく感動してしまいました。


お客様と1時間ほど面談して、その後、お約束通り、一緒に昼食に出掛けようと、
玄関へ向かいます。まだ雨は激しく降っていましたが、またまた3名の方が待機して
いて下さいました。


晴れている時には傘を貸してくれるのに、いざ雨となるとさっさと貸した傘を取り
上げる。そんな話が多いこの時代に、素晴らしい体験をさせてもらいました。

もったいなくって、もったいなくって。
申し訳無い気持ちでいっぱいでした。


でも、何故我々が失礼する時間まで把握しているのでしょうか?

冷静に考えてみると、これは、我々が到着する時間だけでなく、その後、お昼に
社長様と一緒に食事に出ることまで、共有されていたんですね。


思わず、同じ北陸の日本一のおもてなしで有名な和倉温泉の加賀屋さんのことを
思い出しました。一度も泊まったことはありませんが、きっとこういうことなんだろうな
と勝手に想像しちゃいました。

慌てて、車の中からお見送りして下さったお三方を撮影しましたが、三人そろってカメラに
収めることはできませんでした。。。


これも、まさに、

オレがやる 協力する 明るくする

本当に心のこもったおもてなし、ありがとうございました。