磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに! 自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける 世界一社風のいい会社を目指しています。

スペイン人でもなかなかなんだ!



前夜は下から仰ぎ見ていたアルハンブラ宮殿。
今日はいよいよ中に入って、本当の『アルハンブラの思い出』(笑)を作る日です。

ホテルにバスが迎えに来てくれて、まずは宮殿の脇にあるツアー会社の事務所に
集合し、スペイン語か英語いずれのガイドを希望するかによって2つのグループに
分けられます。 エミリオ&メルツェは我々のためにあえて英語ガイドのグループに
入ってくれました。

こうしてマルコという英語ガイドの案内でツアーのスタートです。
所要時間は途中15分くらいの休憩を挟んで3時間というとても長いツアーです。




この宮殿はご覧のように極彩色の内装です。
それは、当時スペインを支配していたイスラムの王様が常に真っ黒の洋服を来て、
拝謁を受ける時には、必ず背後から陽が射すように座ります。
そうすると、周りは極彩色なのに、王様はただでさえ黒服の上に、拝謁者から
見て逆光となるので、相手に威圧感を抱かせることができるようにするためだそうです。





でも極彩色と言いながら、あんまりキレイじゃないですよね。
当時の壁に塗られた色が時代と共に色あせてしまったからだそうです。
残念ですね。

さて、脚が何本もある珍しいアーチの向こうに広がるパティオ。
そのパティオの中央に小さな噴水があります。



噴水の周りをぐるっと囲んでいる動物の像がありますが、この動物何だか
分かります? 可愛いですよね。

でもこれライオンなんですって。
どう見てもライオンには見えませんよね。

仮にもアルハンブラ宮殿の装飾なのに、何でこんなに下手くそなのか?

それにはちゃんと理由がありました。

この宮殿を元々建てたのはイスラムの王様です。
その後、キリスト教徒がこの地を奪還した時、普通ならすべて壊す
ところ、あまりに美しいので、そのまま使うだけじゃなく、さらに立派に
するため増築を計画。

その時、イスラム教徒の職人たちの力も借り、アンダルシア地方の
シンボルであるライオン像も作ることにしました。

ところがイスラム教では偶像崇拝は禁止されていたので、人にしろ、
動物にせよ、作ったことがなく、結果として猫みたいな弱々しい
ライオン像になってしまったというお話。




見えないように天井にステンドグラスを仕込んで、



その色が壁に投影されるようにしたコーナーもありました。




そんな宮殿から、王様が見ていたのは、こんなアルバイジンの丘。
前夜のフラメンコを見たのは、ここでした。


一緒に行ってるエミリオ&メルツェ夫妻は、もう何度も来てるんだろうに、我々に
付き合わせることになって申し訳ないな〜と思ってたら、エミリオは、

「多分35年ぶりくらいだと思う。
昔は、もっと管理状態が悪く、いつでも誰でも見学できた
のに、今では入場チケットを手に入れるのがものすごく
大変になってしまった」

メルツェにいたっては、

「私は初めて」

「あれ、それじゃあ我々と同じまったくの初心者じゃない」 笑

世界中から観光客がやって来るので、スペイン人であってもなかなか予約が取れず、
見学できないんですね。

我々の予約を取るのも、結果を聞いたのは、スペインに到着してからのこと。
最後の最後までエミリオは我々のために、尽力してくれたんです。
エミリオには感謝しかありません。