磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに! 自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける 世界一社風のいい会社を目指しています。

不変の優先順位


 

効果のほどは怪しいけれど、諦めずに、しぶとく続けている『実践ビジネス英語』。

先月号に

 『A New Era of Corporate Social Responsibility』

 (CSRの新時代)

というテーマのビニエットがありました。

 

去年の8月に、米主要企業の経営者団体、ビジネス円卓会議が、「株主第一主義」

を見直し、従業員や地域社会などの利益『も』尊重した企業経営に切り替えると

宣言したことに関しての会話でした。

 

              ビジネス円卓会議は企業の目的を見直し、すべての

              アメリカ人を豊かにすることであると再定義した。

 

このこと、私もよ~く覚えています。当時、ずい分大きなニュースになりましたから。

 

アメリカで株主第一主義が広まったのは1970年代からと ビニエットでは話題になって

いましたが、私が働き出したのは1980年代ですから、70年以前の株主第一主義でなかった

頃のアメリカは知らず、

 「アメリカはずっと『株主第一主義』の国だ」

と思っていました。

 

昨年までは、

 「企業は主に株主のために存在する」

と明記していたんですから。

 

そう思ってたら、自動車王フォードと松下幸之助さんの経営哲学の共通性に関する

新聞の連載記事が届きました。 Y先輩の連載記事です。

 

フォードの理念は、

 

 「利益は社会への奉仕の結果であって、前提ではない」

 

という今のアメリカの大企業経営者からは考えられないような高潔なものでした。

 

日本も、松下幸之助さんまで遡らなくても、私が働き始めた80年代までは、そういう

時代でした。 だって、

      

エズラ・ヴォーゲルさんの『ジャパン・アズ・ナンバーワン』が世に出たのが1979年

ですから。 その頃、日本的経営は輝いていました。アメリカの、いや全世界の経営者の

憧れの的でした。

 

しかしその後、日本の成長が失速するにつれ、日本的経営は古くさいものとして捨て

去られ、日本人自らもそれを捨て去り、アメリカに追従して株主第一主義路線を信奉し、

歩むようになってしまいました。

 

ところがここへ来て、アメリカは路線変更。

それに同調するように(遅れないように)日本でも、

 「株主だけでなく、顧客や従業員、取引先、地域社会といった関係者『も』

  重要視することで、長期的に企業価値を高める」

という論調に変わってきました。

でもこれこそ日本的経営だった。

 

アメリカが唱えれば、すぐにそれに右へならえする。

とっても情けない話ですね。情けないだけでなく、これじゃあ いつまで経っても

日本は主導権を握れない。 アメリカに先駆けて唱えるんなら、まだいいですよ。

ただ後追いするだけ。日本という国の主体性はどこへ行ったんでしょう?

 

このビニエットの最後にこういう一文があります。

 " accountability to everyone means accountability to no one"

       顧客、社員、地域社会、そして株主のようにあらゆる人に

    責任を果たそうとすれば、誰に対しても責任は取れなく

  なってしまう。

 

そうなんですよね、優先順位が要るんです。

その優先順位を決めるのは、アメリカのビジネスラウンドテーブルでも、日本の世論でも

ない。それぞれの会社の経営者の仕事じゃないですか。

 

ISOWAでは、

 1番は社員、

 2番はTASUKEビト。

 そして3番目がお客様。

この順番を守らなければ、真のお客様の満足は実現できないから。

 

ビジネスラウンドテーブルが何を決めようが、経団連が何を言おうが、マスコミが

新しいカタカナ語を使い始めようが、ISOWAはISOWAの優先順位を守ります。

 

ニューヨークのウォールストリートで、たけり狂う猛牛に立ち向かう 恐れを知らない

少女 のように。