
今日の日経朝刊のコラム『大機小機』。
タイトルにつられて、読みました。
「松下翁『客が好むものを売るな』」というタイトルは、

冒頭の青で囲った部分から来たものでした。
昔、ISOWAの製造担当の常務だったKさんが、いつも、
「『お客様のために』ではなく『お客様の立場になって』考えろ」
と言っていました。この点に関しては、松下翁よりKさんに分があるような気がしますが、
どうでしょう?
ただ私がいちばん気に入ったのは、ここではなく文末の赤で囲った部分です。

私は、常々、
機械の販売がゴールではない。機械を買っていただくのはスタートに
過ぎない。そこから20年、30年と、機械を更新するまで、お客様がISOWAの
機械を満足して使い続けていただき、更新する時に、
「あ〜、これこそ我々の愛機だったな〜」
としみじみ感じていただくことがゴール。
そうすれば、お客様は、次もまたISOWAの機械をお買い求めいただける。
と社員に語り掛けています。
語り掛けている ということは、 未だ実現できていない、そうなりたいという
想いで、語り掛けています。
実現できてはいないけど、これと同じことを松下翁は言ってると思う。
ということは、この点の気持ちだけは、恐れ多くも畏くも、松下翁と引き分けかな(笑)
って考えると、私は松下翁と目いっぱい贔屓目で見てもらっても『引き分け』。
でもKさんは『優勢』。
つまり私は、まだまだkさんに及びもつかないってことですね。
Kさん、参りました。
もっと励みます!