
永年お世話になっている方の結婚披露宴にお招き頂きました。
会場に入ると、照明がやや落とされていて、それぞれのテーブル、会場の
両サイド、さらには新郎新婦のひな壇までも、すべて純白のアマリリスで
飾られています。とてもシックで、センスの良さが光っています。

新郎のお父様は、新郎が二十代初めにの時期に他界され、それまでは
まったくの専業主婦だった新郎のお母様が社長に就任。20年近くに
わたって会社をまことに立派に経営されてきました。
いよいよ披露宴も終わりに近付き、新郎のご挨拶の時となりました。
入社以来、お母様とは24時間ずっと親子でなく、社長と
部下の関係だった。
お父様が亡くなって以降、仕事一途で生きてきたお母様。
そろそろそのお母様に、社長としての人生でなく、母と
しての、また孫に囲まれたお祖母ちゃんとしての人生を、
大好きなゴルフを心置きなくプレーできる人生をプレゼント
しなくてはいけない時期になっている。
ただそのために、自分に欠けているものがあった。
それは家族だ。
しかし、やっと本当に信頼し合えるパートナーにめぐり
あえ、これでお母様にも安心してもらえる。
今後は、お母様に代わって、会社を引き継いでいきます。
何という想いのこもった、堂々たるご挨拶でしょう。
お母様の目にも光るものがありました。
早くに亡くなったお父様も、さぞご安心なさったことでしょう。
ファミリー・ビジネスの承継の重さと、また同時にその素晴らしさを
思い出させてくれる感動的なご挨拶でした。
素晴らしい場に同席させて頂き、心からお礼申し上げます。
新郎新婦に、そしてお母様に、幸多かれと、心からエールを送ります。
「おめでとうございました」