
またまた池井戸潤さんの作品です。
2年前にNHKでドラマ化もされています。

ドラマを見ていたのですが、池井戸さんの作品と後で知ったので、
「ぜひ本も」と読みました。
ゼネコンの談合をテーマにした小説。
迫力ありました。
なぜ談合はなくならないのか? それに真正面から取り組んでいます。
談合する側の理屈も少し分かった気もします。
あれは「談合じゃない。調整だ」ということなんですね。
しかしそうは言ってもね~・・・
実は、小説ですが、一箇所赤線を引いた箇所があります。
「サラリーマンである以前に人間なんだ。そこが大事
なんだ、平太」
「人間であることを忘れたサラリーマンはつまらない
部品になってしまう。部品から人間に戻れなくなった
者にとって、人生はただ不毛な瓦礫だ。そしてそういう
部品は往々にして腐る」
平太というのは中堅ゼネコンに入社間もない若手社員。
この小説の主人公で、池井戸さんは当初この作品のタイトルを
『走れ平太』としていたそうです。
その気持ちわかるな。だって平太、本当に頑張ってたから。
本作品も含めて池井戸さんの作品の中で、私のイチ押しはやっぱり『空飛ぶタイヤ』です。