
文字で説明することが非常に難しいけど、懲りずにお付き合いください。
寺部さんのマッサージを受けに、地下鉄に乗りました。連結部近くの開いている席に腰を降ろしたら、連結部の反対側の隣の車両の端っこに杖を持った目が不自由な男性がやって来ました。席へ案内しようと思ったら、私より先に向かいに座った女性が手を差し伸べて、こちら側の車両の空いた席に誘導してくれました。その時、しきりに「隣の号車に移ったのですよね」と二三度同じ質問を繰り返していました。
久屋大通駅で降りようとしたら、その人も降りるそぶりをしたので、「降りますか}と声掛けて、一緒にホームへ出ました。すると開口一番「私は、隣の車両のドアから下車したんですよね?」。とまた尋ねるのです。 で、「はい、そうです」「いつもは13番で乗り降りするんですが、12番で降りたのですね?」「はい」「じゃあ13番を降りて、まっすぐ進ませてください」

で13番乗車口の正面をみると、エレベータ乗り場です。だから「エレベータに乗るんですか?」と聞くと、「いいえ」。 ということは

13番から延びる左手奥の点字ブロックじゃなく、手前の点字ブロックに沿った私もいつも利用するルートだと考え、それに沿って二人で歩きだしました。しかし程なくして、
「おかしいな~。これじゃないです」 そして「申し訳ないけど、もう一度13番乗車口に戻ってもらえませんか」「はい、わかりました」。

もう一度13番の位置に立ち、真っすぐ延びるブロックに沿って歩き始めました。すると、左に延びるブロックとの交差点で、「こっちです!」と左に折れます。
利用したことがない方向へ向かい始めました。

そうか~、こんな方向に抜けるルートもあったんだ! このルートを歩き始めた途端、「ありがとうございました。もう大丈夫です」と言って、その方は一人で歩き始めました。見送った後、その先に行ってみると、
桜通線への降り口をぐるっと囲むようにもうひとつ別のコースがありました!
親切心で隣の号車の空いた席に誘導したけど、乗降ドア位置がひとつ違うだけでも、人によってはそれが大きな違いになってしまう。障害がある人が求めていることをもっと正確に理解しなければいけないと学ぶいい機会でした。































