
10月1日は、大手は一斉に内定式なるものを挙行します。
ISOWAではもう10年以上前(?)から実施していません。
そもそも内定式を行う理由は、内定者のつなぎ止めです。
これをやらなければ内定を取り消すような学生は、たとえ入社しても辞めると思います。
ここまでやる企業は、「ウチの会社は内定辞退者が多いですよ~」と公言しているような
ものです。 こういうニュースを見て、そこで働く社員さんはどう思うのでしょうか?
「ウチの会社、やるな~」
と思う社員はいないと思います。
「そんな予算があるなら、社員に向けろよ!」
じゃないですか。
内定者をつなぎとめるより、社員を大切にすることを考えた方がいいと思います。
この記事を見て、あることを思い出しました。

黄ばんでますね~ 1979年の週刊文春です。
時代は繰り返す。 楠木先生じゃないけど『逆タイムマシン経営』。
でもこれって、25年前、私が就活をしていた1979年の記事です。
それも私が入社したトーメンの話です!
おまけにその頃の私の写真も! あ、これは文春の取材を受けたわけではありませんよ。
この記事が、私のアルバムにスクラップされているんです。
この年、一橋から6名だったかな、トーメンに内定しました。全員一緒に、内定式を挟んで、
まさにこの記事の通り、神戸にある同社の穀物サイロの見学旅行に行かされました。
飼料用穀物サイロなんて、初めて見学したので、それはそれで面白かった。
2年後に、飼料機械を担当することになり、穀物サイロに営業で度々訪れることに
なるとは、この時は、思いもしませんでした。
ただ残念ながら10万円はもらった記憶はないな~
だから記事にある人事本部長の佐野さんの言葉は正しい。
ちなみにこの佐野さん、この時から40年後、
ISOWAが父の時代からずっと知財のパートナーとしてお世話になっている中村先生の
盟友だったことを知りましたが、すでに佐野さんはお亡くなりになっていて、このご縁を
共に喜ぶことはできませんでした。
それと、案内してくれた先輩社員が自腹を切って案内したとはとても思えません。
そんなんじゃとてもできないような立派な『接待』でしたから。
正直、とっても嫌でした。
なんでこんな拘束まがいのことするんだ! そんなに自社の内定者を信用できないのか?
入社後、すぐに母校の学生のリクルーターを務めるように会社から指示がありました。
まずは名簿を渡されて、学生に電話しろと言うんです。
でも、内定式と称して拘束旅行に連れ出すような会社を、自信を持って後輩に推薦でき
ないので、協力してるフリだけで、実際には採用活動にはほとんどタッチしませんでした。
会社からは睨まれたと思います。 ま、5年で、父の会社に戻る計画だったので、
できたんでしょうね。 生涯ここで勤めるつもりだったら、会社に睨まれるのは避けた
でしょう。
会社にとって、大切にする人には順番があります。
じゃあ、社員と内定者はどっちが大切?
私の答えは、どっちも同じく大切 です。
だって内定者は、半年後に社員になるんですから。
相思相愛だから、内定を出す。 内定すれば近未来の社員ですから、社員と同じ大切さです。
でも社員より学生をチヤホヤするのは、絶対におかしい。
採用に携わる社員が、自社のことが大好きで、とってもいい会社だと思う。
だから何とかISOWAの仲間にならないかと、熱心に学生に説く。
その姿、言葉に魅かれて、学生は入社を決意し、内定者になる。
内定式で拘束しなきゃいけないような学生には、内定は出さない。
世界一社風のいい会社を目指しているんだから。