磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに! 自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける 世界一社風のいい会社を目指しています。

ひとり言



長い一日だった。

毎月一度の全社朝礼。今月はわが社の冬のボーナスの支給日に合わせて
今日に設定し、話す内容もずい分前から決めていた。

しかしこの2-3日の様子を見ていて、内容がこのままじゃまずいと思う
ようになってきた。

 「どういう内容に修正したらいいんだろう・・・?」

この数日、ず~っとそれが気になっていて、昨夜寝る前になってもまだ決心が
つかなかった。そんな精神状態のままベッドに入ったので、夜中に何度も目が
覚めて、その度に話す内容のことを考えてしまう。そんな訳で、とうとう最後
には、昨夜は業界の忘年会で午前様だったにも関わらず、早朝からすっかり
寝られなくなってしまい、ベッドの中でまた考える・・・

出勤の時間になっても、出勤の車の中でも、会社に到着しても、朝礼までの
時間そのまま車の中で考えても、まだまとまらない。

あのことを話すかどうか? 話すとしたら、どう伝えればいいのか?

最後の、最後で、「話す」ことを決断し、朝礼の場へ向かった。

そして私のスピーチが始まった。

最初の部分は、以前から話そうと思っていた内容を伝える。
ただその後の部分があるので、先週末に組合とのボーナスの回答時の団交で
話したような気持ちでは話せない。

自分の気持ちとしては、その団交の時が、ピークだった。
そしてその気持ちは12月2日のお昼時の、組合の妥結集会まで続いた。
しかしそこからの状況で、自分の気持ちは低下するばかり、ドンドン落ち込む。
そんな精神状態ではとてもあの時と同じようには話せない。

そしてとうとうその部分を話す時がやってきた。

とっさに、

 「ここまでが私の正式な朝礼のスピーチでした。
  ここからは私のひとり言ですから」

という切り出し方が頭に浮かんだ。

その話を話そうと決めたのは、自分の気持ちを正直に社員に伝えようという
ことと、そのことが『信頼』『思い』をベースにした自分の経営スタイルの
根幹に関わることだったから。

自分では昂る感情を精一杯抑えて、できるだけ短く、一番伝えたいことだけを
しゃべったつもりだ。だって話し出したら、自分の感情をコントロールできなく
なるような気がしたから。

そしてそのことについての、恐らく3分程度の話を終えて、朝礼のスピーチを
締めくくった。


終わった時に、ひとりの社員が短く拍手してくれた。本当に短い拍手だった
けど、手を叩いてくれた人はとても勇気が要っただろう。その分すごく私の
心に響いた。ありがとうございました。

朝礼が終わって、みんなが解散した時、私の前を通りすがりに別の社員が
「ありがとうございました」と大きな声でお礼を言ってくれた。また別の
社員が話し掛けてくれた。どちらもうれしかった。

朝礼が終わってお昼までの3時間に、この朝礼でのスピーチに対しての反応が、
いろいろあったとも言えるし、ほとんど無かったとも言える。
もちろん頂いた社員の反応は、どれもとてもうれしかった。反面、反応の量は
・・・

こんなことを考えていると、ますます気分が滅入って、精神的不安定になり、
連日の忘年会疲れもあって、ただでさえ体調が芳しくなかったところが、ます
ます不調になり、結局午後自宅へ帰り、ベッドへ入って少し眠った。


そんな日に限って、忘年会がある。わが社の技術部門の忘年会だ。
心身両面で体調が悪いので、これまたギリギリまで出席しようか、欠席しようか
と悩んだ結果、行くことにした。

でも行って良かった。本当に良かった。
どう良かったかは、また明日のブログに書く。


本当に長い一日がこうして終わった。
おそらく経営者磯輪英之にとって、生涯忘れられない一日のひとつになる
だろう。

正直に話してよかった。
確実に今日、ISOWAの経営は大きなステップをひとつ登った。

長い一日だった。
さあ、眠ろう。