
32回目の結婚記念日でした。
会社を出て、ツノ坊に電話をすると、
「両親から立派な花束が届いたよ」
花束を買ってから、帰ろうと思ったのに、ダブってしまってももったいない
かと断念し、代わりにケーキを買うことに。
ひとみは、結婚したというのに、旦那の帰宅が遅いとなると、すぐに実家に
立ち寄るので、
「万一、今夜も来るといけないから、念のため」
とケーキを4つ買って、帰りました。
すると案の定、ツノ坊が、
「ひとみも来るそうよ」
「やっぱり・・・
きっと光と相談して、我々に花束でもプレゼントして
くれるんだろう」
「そんなことある訳ないでしょ」
しばらくして二人が帰宅しました。
いよいよ私かツノ坊か、どちらが自分の子どものことを理解しているかが
判明する時が来ました。
ひとみがやって来て、
「結婚記念日おめでとう。
でも何もないからね」
ああ、父の期待は見事に裏切られました・・・
でも、ツノ坊が愛情いっぱいのご馳走を用意してくれていました。

結婚記念日ということで、赤飯までありました。
そこへ光が入って来て、
「何で赤飯なの?」
「お父さんと、お母さんの結婚記念日じゃない」
とツノ坊が答えると、
「『6.11』だから大震災から4年と3ヶ月かって、
同期のIngと話していたけど、結婚記念日だった
とは!」
ああ、父の期待は、さらに、さらに、打ち砕かれました・・・
やっぱり母親の方が、はるかに子どもの実態を分かっていますね。
現実主義者のツノ坊、それに対して、理想を求めたい私 ってことで
しょうか?
そんなことを考えた32回目の結婚記念日でした。