
『三枝さん』と言っても、桂三枝、現在の文枝さんじゃないですよ。
三枝(さえぐさ)匡(ただし)さんです。
三枝さんというと、私にはとても懐かしい思い出があります。

20世紀の終わりに近付いた1998年、スコラの柴田さんの出世作
『なぜ会社は変われないのか』を満足感たっぷりで読み終えた時のことです。
本の最後の最後には、当時の柴田さんの写真があります。

若くて、カッコいいですね~
20年近く前ですから、柴田さんも55歳くらいでした。
そんな柴田さんの写真が写ってる本のカバーの内側でなく、本そのものの
最後のページに同じ日経新聞から出ている本の

こんな広告が出ていました。
『経営パワーの危機』- 熱き心を失っていないか
なぜ本同様「ドラマで説き明かした」と書いてあります。
著者は 三枝匡。知らない人でした。
でもそんなこと関係ありません、柴田さんだって、読むまでは知らない人
だったから。
でも、柴田さんの本がとてもドラマ仕立てでとても読みやすかったので、
「同じようなスタイルならきっと面白いに違いない」
と思い、早速買い求めて、読んでみました。
なぜ本に匹敵するほど面白かったので、三枝さんがそれ以前に出していた

『戦略プロフェッショナル』も一気に読みました。
こういうのを読んで、
「戦略って、こういうもんなんだな~」
と納得したり、勇気付けられたり。
具体的な話だから、どれも分かりやすいんですよね。
そんな頃、大学の中堅OBの異業種交流会で知り合ったメンバーと、
「私は三枝匡さんという人の本が大好き」
などと話していたら、ある後輩が、
「三枝さんは昔、一橋で講師をしていた時期があって、
私、その時、三枝さんの授業を聞いて、起業したん
です。卒業後もお付き合いがあって、今度、事務所に
遊びに行きますが、一緒に行きます?」
と誘ってくれたんです。
もう大喜びで、当時東京の荻窪にあった三枝さんのオフィスを訪ねました。
1999年3月のことです。

ただ面談は、期待したものとはかなり違っていました。
本には『熱き心』という言葉が頻繁に出ていましたが、実際の三枝さんは、
私には『熱い』というより、『ビジネスライク』と感じました。
その後、もう1冊の著者だった柴田さんにも会うことができ、柴田さんの
ソフトな感じが私にはピッタリだったので、そこから私は風土改革の途を
歩むことになったんですが、もしあの時の三枝さんがしっくり来てたら、
私もISOWAも違った人間、会社になっていたかもしれないな~と
思う訳です。
それでも折に触れ、戦略を考える時は、三枝さんの本を引っ張り出し、
さらにはその後出た、

『V字回復の経営』も読んで、勉強しました。
なぜこんな話をしたか? それが今日の本題でしたが、ここまででずい分
長くなってしまったので、続きは明日か、あるいは明後日以降か、いずれに
しても近日中に書きますね。