
昨夜、私がお客様と会食して帰宅すると、ツノ坊が、
「Kさんがいらっしゃったよ。
あなたが留守だと伝えたら、
『私が伺ったことだけお伝え下さい』
と言って、帰られた」
Kさんというのは、ISOWAの取引先の社長です。
「一体、何かな~?」
と思いましたが、時間も遅かったので、昨夜はそのままにして、今朝、
私のほうからKさんに電話をしました。
すると、開口一番、
「申し訳ありませんでした」
何かと思ったら、『手』のことでした。
事の起こりは、一昨日の朝です。
工場内の朝礼に参加した時、ある取引先の人たちが、ポケットに手を
入れて、工場内を歩いていたんです。
そこで工務のTくんに、
「工場に入っている○○社の人たちがポケットに手を入れて
工場内を歩いていた。
工場内でポケットに手を入れているISOWAの従業員が
いなくなった今、非常に違和感を感じる。
朝礼もお客様の工場で作業する時は、一緒に行っているのに、
自工場内では別々。
一緒に今日、作業するのだから、朝礼だって一緒にやった方が
いいと思うな。
製造のみんなで話し合って改善してよ」
とお願いしました。
メールの書名欄に、
> 私の理念:『公平』『公正』『全体最適』
と入れている先ほどの工務のTくん、組立のIさんと早速打合せをした
上で、製造のチーフ、リーダーに、
> 又、来週 火曜の製造ミーティングの議題として扱いお願いします。
と連絡してくれました。
すると午後になって、今度はK常務からこんなメールが全部門長宛に流れ
ました。
> と、いう指摘を(社長から)受けたようですが・・・
> ポケットに手を入れて歩く者が出てくる(増える)のは
> 寒くなったこれからの時期だと思います。
>
> 食堂へ行く際、ポケットに手を入れて歩行する者は
> 現実、今でも見掛けることがあります。
> 従って、社員にも再度、徹底願います。
>
> さて、今回偶々、目に付いたのは○○社ということですが
> その○○社より頻繁に工場へ出入りして作業を行っているのが
> △△グループが差配している関係会社の人達です。
> 同様な指導が必要と感じます。
昨晩やって来たKさんは、この関係の会社の社長で、
「本当に申し訳ありませんでした。
早速社員を集めて、再度徹底しました。
ISOWAさんが変わる中、我々もそれに習って
変わっていかなきゃいけないのに・・・」
わざわざその気持ちを伝えるのに、出向いてくれたんです。
だから逆に私から、
「ISOWAでも徹底できていないようで、我々も
もっと努力するので、一緒に変えていこうよ」
どんなに立派と言われる会社でも100点満点の会社などありえません。
グーグルだってアップルだって、問題の無い会社などありません。
当然ISOWAだって問題はたくさんあります。
もちろん絶対値が高いことはとてもすばらしいことだけど、それと同じ
くらい、いや、ひょっとしたらそれ以上に、こうやって一生懸命成長
していこうと経営者自ら努力する姿勢に胸が熱くなりました。
Kさんの会社はこれからますます『いい会社』になるでしょうね。
楽しみです。
そして我々も負けないように頑張らなきゃ。
ここまでが『手』編でした。
続いて『足』編。
そして先ほど紹介したK常務からのメールにはこんなことも書かれて
いました。
> また、工場内の通路を歩行するならまだしも
> 作業エリアに立ち入るにもかかわらず「安全靴未着用」の
> 製造グループ以外の社員を見かける事がありますが・・・
> 安全委員会での取り決め範囲(指導)は
> 「作業者でなければ許容の範囲でしたか?」
> どのようになっていたでしょうか?確認願います。
ドキッとしました。
というのは、私、最近、工場に入る時、安全靴に履き替えていなかった
からです。
早速、K常務ほか、全社員にお詫びのメールを入れました。
> K常務、みなさん
>
> まず冒頭、お詫びします。
>
> 私、いつも普通の靴で作業エリアに立ち入っていました。
> 申し訳ありません。
> 今から、改めます。
そしてまず下駄箱に入っている自分の安全靴を点検しました。
するとどうでしょう、黒の安全靴がほこりで真っ白になっていました・・・
靴の表面だけでなく、中敷も真っ黒でした。
いかに長く履いていなかったかの証明です。
ティッシュで拭いて、さらに中敷も取り出して、捨てました。
これで一から出直します。
以上が『足』編でした。
たまたま通りかかった名古屋城。
右側はいちょう、左側はもみじといったとってもゴージャスなトンネルに、
思わず車を止めて、カメラに収めました。