
7月18日の中部生産性本部見学会には、もぐりの見学者が一人いました。
「また今年、ISOWAに行かせてね」
と依頼されていた人がいたので、
「せっかくだから他の見学会に交じって見てもらうと、
興味深いかもしれないね。
JICAの経営塾か、中部生産性本部の見学会に参加
したらどう?」
と誘って、後者へ合流してもらうことにしました。

これはその日の写真ですが、この一番奥の一番左側に座っているのが
その人です。 彼は、私の大学の同級生で、東京でコンサルタントをしている
Hくん。
3年前に初来社して、今回が二度目です。
「時々訪問して、ISOWAの変化を観察したい」
というありがたいリピーターなんです。
夜は一緒に徳川園のレストランで会食し、見学会の感想をたっぷり聞かせて
もらいました。
そんな彼から、

ご覧のような、心のこもった、『訪問記』というISOWAへのエールが届き
ました。
実は、前回も同じように『訪問記』をもらっているんです。
毎回、本当に感謝しています。
せっかくなので見出しを中心に一部だけ紹介します:
1:私が体感した貴社の3大変化キーワード
イ:「より一層、自然体に」
ロ:「ワクワク感が大幅に増大」
ハ:「緊張感にメリハリ」
2:ディスカバーISOWAツアー
◎加工のMさん(一部抜粋)
Mさんの最大の長所は、「基本に忠実」というレベルを大きく
超えて、「基本にひたむき!」そして自分の仕事を心の底から
愛していて正に命懸けで仕事に取り組んでいらっしゃると
言っても、決して過言ではないと感じます。
◎組立のNさん(同じく抜粋)
自分の仕事のことのみならず、断熱材のおかげで、快適に仕事が
出来ているという話題から、Nさんの視野の広さ、そして会社の
配慮への感謝の心が強く伝わりました。
「左脳的要素」と「右脳的要素」のバランスの良さを感じました。
◎お二人の共通点として(抜粋)
ややもすると、製造部門はお客様との心理的な距離が長くなり、
顧客志向が弱くなりがちと言われます。しかしお二人の自分語りを
拝聴し、随所に顧客にもっと喜んでもらいたいとの思いが溢れていて
感動しました。
3:磯輪社長の講演を拝聴して
最もなるほど!と思いましたのは「私は何のためにISOWAで働くのか?」
という仕事観に正面から切り込んだくだりです。
◎「ハウツー」よりも「スタンス(何のためにという目的意識)」が
断然大切である。
◎海面上の目に見える部分である「制度や仕組み」よりも、海面下に
隠れて目に見えない90%の部分である理念や風土が社員の皆様に、
はるかに大きな影響を及ぼす。
4:「8人の侍のエピソード」から感じましたこと
大久保先生の「活動が長続きした要因は何ですか?」との質問に対して、
「楽しいと感じたからです。」とのOさんのお言葉には、深く、強く感動!
心の底から、本音で飛び出した力強いお言葉だったからです。
5:まとめとして
今回、つくづく感じましたことは、「活性化運動とは、一人一人が仕事を
通じて逞しく成長し、最も自分らしさを発揮して個性で輝き、運の良い人に
なって、「幸せな人生を生きる原動力」を身につけること。それにより社員
同士が刺激し合い、仕事のプロセスが充実し、顧客満足が向上し、良い成果が
得られることで、社員の皆様が感じる幸せ感も何倍にも膨らんでいく。」と
いうことです。
以上のような左脳的な感想に加え、私が最もうれしかったのは次のような
Hくんの右脳的感想です:
> ちなみに貴社の皆様と触れ合ったことで得られた私の心のワクワク感は、
> 後日以降も全く衰えず、19日(水)から21日(金)の日程で担当した私の
> 研修の場が、いつになく大いに活性化しましたし、私の体調も良く、
> 明るく元気に担当を終えました。
Hくん、時間を掛けて、こんな立派な訪問記をまとめ、それを送ってくれて、
本当に、本当にありがとう。
あまりにすばらしい感想なので、もちろん関係者全員と共有しました。
Hくんの感想だけじゃなく、今回は、見学者にしつこく(笑)お願いしたので、
従来より深い感想をいくつか聞かせてもらうことができました。
私やISOWAも、みなさんと同様、
少しでも社員が幸せになれる会社をつくりたい
と思っている、いわば同志です。
たまたまコーディネータの大久保先生が、
「今は社員満足より社員幸福です」
と言われましたが、実は、私も、少し前からまったく同じように考えています。
『社員満足』って言うと、私の中では、氷山の上に対する充足のように聞こえる
ようになって来ました。
マズローの欲求5段階説の低次の要求がこれに該当すると思います。
だからこれらの低次の欲求が満たされることは必要条件ですが、求めるべきは
より高次の欲求。それは『満足』というニュアンスのものでなく、『幸福』と
いう領域に属すんじゃないでしょうか。
だから見えやすさ、分かりやすさということでは、『社員満足』が氷山の上で、
『社員幸福』は氷山の下となるけど、前者は後者の基礎という意味では、
氷山における位置は上下逆転します。
同志として、一緒に 社員幸福が実現できる会社づくり を目指していきましょう!